乳がんは、早期発見・早期治療することで5年生存率は90%以上という予後の良いがんです。
まずは乳がんの症状をみてみましょう。
- 乳房やわきの下にしこりある
- 乳房に引きつった感じやくぼみがある
- 乳頭に異常が見られる(湿疹・ただれ・分泌液など)
- 乳房に皮膚異常(発疹・腫れ・ただれなど)
ただし、本当の初期症状の段階でしたら、しこりなど小さな異変は分かりにくいし、痛みも体の不調など自覚症状も気が付きにくいようです。
…ということはつまり、早期発見するには普段からの“ちょっとした変化”に気がつく必要があります。
毎日のセルフチェックを習慣化して、生理周期などでも変わっていく自分の胸の変化パターンを知っておきましょう。
本記事では、
この記事のもくじ
乳がんの予防として効果があることは?
乳がんが心配で不安なら知っておこう【早期発見と7大原因リスク】
上記の記事にも乳がんの7大原因を書いていますので、合わせて読んで頂けると分かりやすいかと思います。
乳がんは遺伝的要素も大きいと言われていますが、生活習慣などの環境要因も影響してきますので、家族に患者がいない場合でも発生します。
自分にとって気になる病気が乳がんという方は、その不安をなくすためにも毎日の暮らしの中で健康へ目覚めることは大切です。
一つぐらいは心配なことがあった方が人は気をつけるようになるので、マイナスな気持ちをプラス思考にしていきましょう!!
運動しながらダイエット
閉経前後は特に太りやすくなりますが、それとは関係なく運動不足は肥満の元であり、病気の元ですよね。
運動をする事で、乳がんの予防効果が高まります。
運動が苦手と言う方もいますが、散歩や軽いジョキング、いつも駅やバス停から電車やバスに乗らないで、一つ向こうまで歩いてみるだけでも運動になりますよね。
また、エスカレーターやエレベーターを使わないで、階段を使うなどの身近なことから始めてみると良いですね。
大豆製品のイソフラボン【過剰摂取は要注意】
みそ汁の摂取が多いほど乳がんになりにくい
と言われています。
実際に多くの研究者が大豆イソフラボンを適度に摂取している人の乳がん発生率は減少すると報告しています。
イソフラボンがエストロゲンの作用を促進し、エストロゲン依存性乳がんのリスクを高めることも事実です。
サプリメントなどで過剰に摂取することは逆効果となる可能性がありますので注意しましょう。
サプリメントを必要とされる場合は、医師の指示に従ってくださいね。
日本の昔からの和食を食べることで充分効果は出ていますので、和食中心の食生活を心掛けることが良いでしょう。
大豆製品といえば
- 豆乳
- 味噌
- 納豆
- 醬油
- お豆腐
- 揚げ
などがあげられます。
毎日、大豆製品を食べている方は、乳がんの発症リスクが低いと言われています。
乳がん発症リスクは下げる効果としては、適量が大切ですので、あくまでも普段の和食生活で。
がん予防には食生活の改善は必須ですので、大豆製品だけではなく他の野菜や果物も一緒に摂取しながら、栄養バランスがとれた食事が大事です。
脂質が多い食事や偏食など偏った食事は、乳がんの発症リスクが高くなるので、気を付けてくださいね。
乳製品や牛乳【過剰摂取は要注意】
乳がんになった患者を調べたところ、パスタをよく食べ、朝はパンやヨーグルトなどの乳製品と果物、そして牛乳をよく飲んでいる人が多かったという話を聞いたことがあります。
乳製品や牛乳などに含まれる脂肪分やエストロゲンの成分が乳がんに影響を与えるといわれています。また、牛乳については、飲めば飲むほど骨粗しょう症の原因にもなるという意見も見逃せません。
いずれの場合も賛否両論あるので断言することはできません。
ただ、そういった意見もあることを頭にいれておくことで、過剰摂取を避けることができると思います。
ヨーグルトについていうと、善玉菌が多く含まれ、食べることによるメリットは大きいです。便通がよくなるなど腸内環境を整えてくれますので、身体に良い食べ物でもあります。
なので、普通の食生活で食べる分にはOKとして、あえて乳製品のサプリメントなどの人工的な栄養素が含まれた食品を好んで摂取するのは避けた方が良いでしょう。
サプリメントや健康食品は避けよう
サプリメントや健康食品を摂取しているから大丈夫と思っていませんか?
これらの方法では、がんの発症リスクは低くなりません。
逆に一部のサプリメントから癌のリスクを高める可能性もあると指摘されていますので、乳がん予防と考えている方はサプリメントの服用は避けた方が無難と言えます。
今では手軽にサプリメントや健康食品で栄養を摂ろうとする人が増えていますが、
サプリメントに含まれている栄養も人工的なものだったりもしますので、やはりきちんとした食事から栄養を摂ることが乳がんの予防となります。
早期発見の為に自宅でセルフチェックする方法
乳がんを早期発見して早期治療に繋げるには、自宅で日頃から自己検診(セルフチェック)することで自分の胸の様子を知り、少しでも異変を感じた時にいかに早く病院に行くかが最も大切です。
もし、自己検診して何か違和感があったら、定期的な乳がん検診を待たずに病院で精密検査をしてください。
病院で検査しても違和感が拭えない場合、セカンドオピニオンで検査をしてみましょう。最初に行った病院で見つからなかったのが、2回目の病院で見つかったこともあります。
日本女性はもともとマンモグラフィでは癌が見つかりにくい乳房が多く、また超音波検査に関しては検査技師の技量力量に大きく左右されるからです。
自己検診で異常がなくても、乳がん検診を定期的に受けてください。
乳がん検診で「異常なし」と言われても、自己検診は続けるべきです。
自己検診の時期は?
基本は月に1回程度が目安です。
最初のうちは自分の胸の状態が把握できていないので、気が向いたらセルフチェックする習慣をつけるのも良いでしょう。
月経がある場合
月経が終わってからの1週間位が自己検診するのに最適です。
なぜなら、排卵から次の月経が終わるまでは乳房が張るからです。
閉経後の場合
月経がなくホルモンの影響で乳房が張ったりしないのでいつでも始めることができます。
閉経後の方であれば、自分が覚えやすい毎月決まった日に行うと良いですね。
自己検診(セルフチェック)方法
鏡の前で
正面を向いて真っ直ぐの状態と、両腕を上げた状態で以下のような異変がないか調べます。
- 乳房やわきの下にしこり
- 乳房に引きつった感覚やくぼみ
- 乳頭に異常が見られる(湿疹・ただれ・分泌液など)
- 乳房に皮膚異常(発疹・腫れ・ただれなど)
最初はどれもシコリに思えたりして驚きますが、何度か繰り返すことによってそれが異常なものかどうか分かってきます。
まずは、自分の胸を知りましょう。
仰向けに寝転んで
片手づつ上に挙げて、指の腹でしっかりとなぞりながらシコリの有無を確認。
乳がんセルフチェック
動画のように胸に異常がないかを確認してみてくださいね。
毎日ではなくても良いので続けることで乳がんを早く発見し、早期治療することで乳房の全摘出や抗がん剤治療をすることなく治すことにも繋がってきますので、セルフチェックは継続していくことを心掛けてくださいね。
入浴時の鏡の前やお風呂に入りながらでも、眠りにつく前のベッドの上でも、自分なりにやりやすい時に。
もしシコリがあることが分かった場合は、すぐに病院に行くこと。
もし中々病院に行くことができない場合も、そのシコリが大きくなってきていないか等の変化を発見するこができるのでセルフチェックは続けておきましょう。
民間療法や自然治癒よりもまずは病院へ
自己検診をするだけでも異常がないかを自宅に居ながら自分で調べる事ができます。
その時に異変を発見できれば、早期発見かもしれません。
そのまますぐに病院に行けば早期治療で身体に負担のない治療で治る可能性は大いにあります。
でも、女性として胸を失うかもしれないという恐怖は相当なもので、どうしても病院に行くのを怖がり、民間療法に走ってしまったりする人もいます。(病院で乳がんの疑いを指摘されただけでも、次の診察に来ない患者さんも少なくないとのこと)
せっかくの早期発見や早期治療のチャンスを逃してしまう恐れがありますので、まずはどんな治療法ができるのかを確認する意味でも病院に行きましょう。
進行の早い乳がんもあります。
わずか数ヶ月、民間療法で時間を費やしてしまっただけでも手遅れになってしまうこともあるのです。
まずは病院へ。
今、乳がんではないと診断されている方は、生活習慣の改善や自己検診の実践をすることで不安が解消します。
ストレスフリーに毎日で、がんを吹き飛ばしましょう!!